小陳の中国よもやま話―その9:RMB ― ローマ字標記の中国語

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RMB ― 英文字母缩写一斑

  来中国旅游时,许多人都习惯于在设于机场内的中国银行等银行兑换机构把外币换成中国的流通货币―人民币。兑换处一般都标有各国流通货币的缩写。比如美元为“US$”、英镑为“GBP”、日元为“JPY”等,一眼望去,便可知道是哪一国的货币。而人民币的英文字母缩写却有两种。一种是“CNY”,另一种是“RMB”。
  众所周知,中国的货币是“元”,英文为“Chinese Yuan”。参照上述其它国家的英文字母标记,相对应的缩写应该是“CNY”。然而,在许多银行或商业机构中人们所见的大多却不是这个正统的英文缩写标记,而是“人民币”的汉语拼音缩写“RMB”。除非是有过汉语学习经验的,不然,外国人可能会对着这三个字母苦思冥想却不明所以。而这种由本国文字的英文字母拼音缩写而成的标记法,在中国并不少见。当字数较多时,一般就不再取用所有文字的第一个汉语拼音符号,而是代之以词组构成单位的第一个字母。
  比如,学习汉语的外国学生基本上都会去挑战的“汉语水平考试”的缩写“HSK”就是一个很典型的例子。其它的,比如像“GB”是“国家标准”的缩写;“PSC”是“普通话水平测试”的缩写;“GHB”是“管理和被管理”的缩写等等,不一而足。
  其实,这种现象在日本也并不少见,日本国名的“日本放送协会”的英文字母标记“NHK”就是按照日文发音缩写而成的。
  但也有一些并不遵循现代汉语拼音规则的缩写。比如中国最著名的两所大学北京大学和清华大学的略称“PKU”和“TSU”就是如此。其中“PKU”是北京大学“Peking University”的略称,“TSU”是清华大学“Tsinghua University”的略称。除了北京大学用了“北京”两字的拼音缩写、“清华”只用了“清”字的缩写区别之外,“PK”和“TS”分别作为两者的缩写本身就与现代汉语拼音法则不同。这其实是因为这两所学校成立于清末,当时施行的拼音是威妥玛式而非颁布于1958年的现行汉语拼音法的缘故。之所以没有改成现代方式,应该是出于对历史的尊重与传承之故吧。
  而对于来中国观光的人士而言,观光地点的标记法是否统一似乎更为重要。比如,上海的地铁站名标记中,“豫园”是汉语拼音与观光点性质特征英文说明相结合的“Yuyuan Garden”,清晰完整,一目了然。而“静安寺”的标记“Jing’an Temple”、“外环路”的标记“Waihuanlu”,则要么以英文代替的一个汉字,要么完全使用汉语拼音,缺少该地点的英文说明,不仅缺少统一感,也容易令人困扰。不过,日本似乎也同样有类似的困惑。就著名古都京都而言,“Heian Jingu Shrine(平安神宫)”与“Yasaka Shrine(八坂神社)”、“Ryoan—Ji Temple”(龙安寺)与“Kiyomizu Temple(清水寺)”等标记有着同样“缺斤少两”的情况。
  看来,无论是单纯的汉语拼音缩写,还是拼音与英文字母的组合方式,都有进一步了解与发展的空间。

 中国旅行では空港の税関を出たら,中国銀行などで人民元に“换钱 huànqián”(両替)すると便利ですが,“美元 měiyuán”(US$),“日元 rìyuán”(JPY) ,“英镑yīngbàng”(GBP)などのような一目で分かる表示法と違って,中国通貨のローマ字表記には“RMB”と“CNY”の二通りがあって,外国人訪問客はよく困惑するそうです。
 中国の通貨は“元 yuán”であり,それに対応するのは“Chinese Yuan”の略称である“CNY”が正しいはずですが,多くの銀行や商業施設でよく見かけるのはこの国際通用ルールに基づいた正統派の“CNY”ではなく,“人民币rénmínbì”のピンインの頭文字を取った“RMB”という略称のほうです。このように,一見英文表記でありながら,中国語学習者でもないかぎり,いくら頭をひねっても思いつかない独特なローマ表記が,中国では珍しい現象ではないのです。
 例えば,中国語学習者なら,一度はチャレンジしてみたいという“HSK”。これは“汉语水平考试 Hànyǔ Shuǐpíng Kǎoshì”のピンインの略称ですし,他にも,“GB”(国家标准 Guójiā Biāozhǔn) ,“PSC”(普通话水平测试 Pǔtōnghuà Shuǐpíng Cèshì),“GHB”(管理和被管理 Guǎnlǐ Hé Bèiguǎnlǐ)など,挙げればきりがありません。それは,日本における“NHK”が「日本放送協会」の日本語読みのローマ字表記の略称であるのと似ています。
 さらに,“北京”には“ペキン”の発音が,“北京大学”の略称には,“PKU”が,清華大学の略称には“TSU”が使われているのを不思議に思う人もいますが,それは清末から1958年に現在のピンインが採用されるまでの間に通用していた“ウェード”(清末北京で活躍したイギリス人)式ローマ字表記の名残で,昔の文化を尊重したためでしょう。
 さらに人々を混乱させるのは,交通機関の駅名にしばしば見られる混種表記です。例えば,上海の地下鉄では,“豫园”が“ Yuyuan Garden”と固有名詞のピンインにこの観光スポットの性質をプラスして,誰にでも分かるように表記されている一方で, “静安寺”の“Jing’an Temple”や“外环路”の“ Waihuanlu” のように,固有名詞や道路である説明が欠落していたりすると戸惑うものがあります。京都にも,“Heian Jingu Shrine”(平安神宮)と“Yasaka Shrine”(八坂神社)や“Ryoan-Ji Temple”(龍安寺)と“Kiyomizu Temple”(清水寺)などのような表記のぶれが見られるのは,考案者や考案された時期に左右される一面があることも否めないでしょう。

日本語文の出典:「中国語よ~いドン!」紅粉芳惠・陳贇(同学社)を改編
音声吹き込み:薄培林(関西大学・非常勤講師)

※本コンテンツの一部は、科研費・基盤研究 (C) 課題番号:25370665「中国語教育におけるワンコンテンツ・マルチユースに基づく実践的教材共有のモデル化」の助成を受けたものです。

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陈赟

陈赟関西大学東西学術研究所非常勤研究員

投稿者プロフィール

浙江省出身。1974年10月1日生まれ。日本語学習歴22年。厦門大学で日本語を専攻し、関西大学に留学。関西大学大学院文学研究科(国文学専攻)博士課程修了。博士(文学)。関西大学東西学術研究所非常勤研究員。インタビュー動画『采访中国人』に出演。

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