Inbound Chinese 25 地下鉄の利用(2)

地下鉄の利用(2)

 各都市によって多少の違いはあるかもしれませんが,駅や車内で放送されている内容にほぼ大差はないと思います。公共交通機関を利用する中国人観光客,日本人の乗客ともに
快適な車内環境を作ることが大切でしょう。

 

1.发生火灾或地震等情况时,要听从站内广播及站务员的指示,尽快上到地面避难。避难时不要慌乱,要沉着应对。同时,要帮助行动困难的人离开现场。

2.车站内张贴着“站内避难路线图”、“火灾应急指南”的海报,请您阅览。

3.为了使各位乘客能够安心、舒适地乘用地铁,现在介绍一下有关在车内使用手机的注意事项。

4.在“老幼病残孕”专座附近时,请关闭手机电源。在车内其他位置时,请把手机设置为静音模式,并且注意不要在车厢内通话。

5.为了防止性骚扰事件的发生,御堂筋线6号车厢工作日全天、谷町线3号车厢工作日头班车到上午9点之间,皆为女性专用车厢。谢谢各位乘客的合作。

1.火災や地震などの場合は構内放送や駅係員の指示に従い,地上へ避難してください。避難時は慌てず,落ち着いて行動してください。また,お困りの方の避難にもご協力をお願いします。

2.「駅構内避難経路図」,「火災時の対応」のポスターを駅構内に掲示していますので,一度ご覧ください。

3.お客様に安心で快適に地下鉄をご利用いただけるよう,車内での携帯電話のご利用についてお願い申し上げます。

4.優先座席付近では携帯電話の電源をお切りいただき,それ以外の場所ではマナーモードに設定のうえ,通話はご遠慮いただきますよう,皆さまのご協力をお願い申し上げます。

5.痴漢防止対策の一環として,御堂筋線の6号車は平日の終日,谷町線の3号車は平日の始発から午前9時までをそれぞれ女性専用車両としております。皆さまのご協力をお願い申し上げます。

Yī.Fāshēng huǒzāi huò dìzhèn děng qíngkuàng shí,yào tīngcóng zhàn nèi guǎngbō jí zhànwùyuán de zhǐshì,jǐnkuài shàngdào dìmiàn bìnàn.Bìnàn shí búyào huāngluàn,yào chénzhuó yìngduì.Tóngshí,yào bāngzhù xíngdòng kùnnan de rén líkāi xiànchǎng.

Èr.Chēzhàn nèi zhāngtiēzhe “zhàn nèi bìnàn lùxiàntú”、“huǒzāi yìngjí zhǐnán”de hǎibào,qǐng nín yuèlǎn.

Sān.Wèile shǐ gèwèi chéngkè nénggòu ānxīn、shūshì de chéngyòng dìtiě,xiànzài jièshào yíxià yǒuguān zài chē nèi shǐyòng shǒujī de zhùyì shìxiàng.

Sì.Zài “lǎo yòu bìng cán yùn”zhuānzuò fùjìn shí,qǐng guānbì shǒujī diànyuán.Zài chē nèi qítā wèizhì shí,qǐng bǎ shǒujī shèzhìwéi jìngyīn móshì,bìngqiě zhùyì búyào zài chēxiāng nèi tōnghuà.

Wǔ.Wèile fángzhǐ xìngsāorǎo shìjiàn de fāshēng,Yùtángjīn xiàn liù hào chēxiāng gōngzuòrì quántiān、Gǔdīng xiàn sān hào chēxiāng gōngzuòrì tóubānchē dào shàngwǔ jiǔ diǎn zhī jiān,jiē wéi nǚxìng zhuānyòng chēxiāng.Xièxie gèwèi chéngkè de hézuò.

【注釈】
听从:従う。もし目的語が“指令”や“命令”であれば,同じ「従う」でも“服从”などの方がよいでしょう。
行动困难:行動(避難)が難しい。ここは意味で訳す必要があります。「お困りの方」を訳す場合,中国語では何に困っているのかをはっきりと表さなければなりません。
“老幼病残孕”专座:優先座席。“幼”が“弱”になっている場合もあります。長くて,あまりに直接的なためか最近では“博爱座”や“爱心专座”と言う場合もあるようです。
静音模式:マナーモード。“振动模式”でもよいでしょう。「機内モード」は“航空模式”と言います。
为了防止性骚扰事件的发生:文字通りに訳せば“作为防止性骚扰事件对策的一环”でもよいでしょう。“性骚扰”は「セクハラ」の訳語として有名ですが,「痴漢行為」も表します。

掲載写真は執筆者が北京で撮影

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中村俊弘

中村俊弘関西外国語大学英語国際学部教授

投稿者プロフィール

 関西外国語大学英語国際学部教授。前回の東京オリンピックの少し前に京都市に生まれる。インタースクール大阪校中国語教務コーディネーターを経て,現職。18歳で先生方に用意していただいた中国語の林に足を踏み入れ,やがて森に迷い込んで30数年,いまは樹海の中を彷徨っているようで,出口らしきものが見えるどころか,ますます奥深く入って行っている。漠然と中国語が上手くなりたいなと思っているだけではダメだと最近ようやく気づいた。
 「羅布泊」というものを書いています。これはわたしが前の職場の受講生や若手講師に向けて,中国語や中国に関連することを書いているもので,10年くらい(2~3年書かなかったこともあります。 ロプノールですから消えたり,現れたりします)書いています。個人の見解も入っていたりしますが,いちいち断りはしていませんが,誰かの説やどこかの本で見たものを紹介していることもあります(もちろん自分の見解であるかのような書き方はしていません)。民間の語学学校の人にはそういう「紹介」が必要でした。“班门弄斧”な感じですが,もし,送信希望の方がいらっしゃいましたら,お名前を明記の上,luobupo[at]hcn.zaq.ne.jpまでメールをお送りください。

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