中国語Q&A:「の」があるのに、どうして“的”は入らないのですか?

  • 2014/6/11
  • 中国語Q&A:「の」があるのに、どうして“的”は入らないのですか? はコメントを受け付けていません。
Q:教科書に“汉语老师”(中国語の先生)とか“篮球比赛”(バスケットの試合)という言葉が出てきました。日本語には「の」が入っていますが、中国語は“的”は無くていいんですか?

A:結論から言うとそうです。
最初に“她的笔记本”(彼女のノート)のような例を勉強したので、皆さんの頭の中には“的”=「の」という公式ができているのだと思いますが、日本語の「の」があるところに必ず“的”があるわけではなく、また逆に日本語には「の」が必要ないのに中国語では“的”が必要ということもあります(これについてはもう少ししたら出てきます)。

代名詞や名詞が名詞を修飾するとき、
代名詞+“的”+名詞
名詞+“的”+名詞
は、基本的には「所有」を表します。
“她的笔记本”(彼女のノート=ノートの所有者は彼女)
“图书馆的书”(図書館の本=本の所有者は図書館)

今回の質問の例を見てみると、名詞が名詞を修飾していることには変わりがないのですが、
「所有」ではなくて、前の名詞が後ろの名詞の「属性」(内容や性質、種類など)を表しています。こういう場合は“的”を入れません。
“汉语老师”(中国語の先生)
“篮球比赛”(バスケットの試合)
「中国語」や「バスケットボール」は、「先生」や「試合」の所有者ではありませんね?いろいろな科目の教師がいる中で中国語を教えている先生、さまざまなスポーツの試合がある中でバスケットの試合という意味です。

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[転載元]清原の中文教室 http://www.las.osakafu-u.ac.jp/~kiyohara/cgi-bin/sb/

 

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清原文代

清原文代大阪府立大学高等教育推進機構外国語教育センター准教授

投稿者プロフィール

1960年代に大阪に生まれる。大阪市立大学大学院文学研究科中国文学専攻後期博士課程単位取得退学。大阪女子大学人文社会学部国際文化専攻講師を経て、現職は大阪府立大学高等教育推進機構外国語教育センター教授。専門は中国語教育とeラーニング。初級者向け中国語教材のネット配信も行っている。近著は『改訂版リズムで学ぶ三文字中国語』(アルク、2012年)。
http://www.las.osakafu-u.ac.jp/~kiyohara/

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