右脳で学ぶ外国語――夢の中で中国語を!

 言語表現は人の「脳」で行われますが、人の脳には左と右があります。言語をつかさどるのは、「左脳」ですが、左脳だけ使っていたのでは、なかなか上達しないものです。目で読むのは「左脳」を使っています。日本の外国語教育は、これまでは、この「左脳」中心のものだったのです。
 これに対して、「右脳」とは、芸術活動に関係しています。音楽、映像、イメージなどは、この「右脳」を使っています。そして、言語を学ぶときにも、この「右脳」を活用することが必要なのです。
 具体的には、毎日1時間テープを聴くわけです。それを100日間、毎日続けてみてください。ただ、聞くだけではまだ不十分で、いちばんいいのは、聞いて即、それを何も見ずにリピートすることです。いわゆる「シャドーイング」ですが、最初のうちは、これがなかなかできないものです。しかしながら、何度も何度も繰り返すことによって、リピートが可能になります。それで、かなりの程度にまで進んだということになります。
 これに加えて、映像をできるだけ利用することです。視覚から入ったものは、記憶に残りやすいのです。そもそも、「長期記憶」というのは、「右脳」が受け持っているものだからです。その意味で、外国語の映画を見ることは非常に效果的です。
 そうしていると、そのうち、その外国語で夢を見る日がやってきます。それがひとつの到達点なのです。外国語で話している夢を見たら、それはかなりのレベルに達したという証拠です。そこまでいけばしめたものです。試してみてください。

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内田慶市

内田慶市関西大学外国語学部教授

投稿者プロフィール

福井生まれ。現在、関西大学外国語学部で教鞭をとる。専攻は「中国語学」。この10数年は特に、「近代における『西学東漸』と言語文化接触」を主な研究テーマとし、さらには、新たな学問体系である「文化交渉学」の確立を目指して研鑽中
パソコンは約25年前に、NEC9801VXIIを使い始め、その後、DOS/Vから「Mac命」に。Mao's Home Page

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