中国語医療通訳トレーニング:第4回 整形外科/骨科(2)

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今回はレントゲン検査の際に用いられる表現です。通訳時には検査を受ける際の注意事項や姿勢、息を止めるタイミングなどの細かな指示を伝えることになります。

整形外科/骨科(2)

A:请换上检查服。摘下胸罩、项链等金属物品。眼镜可以戴着。请将衣服放在这个筐子里。
B:准备好了。
A:请躺在检查床上,头朝上。 两手举起抱头,双腿伸直,背部尽量紧贴床面。好,就这样不要动。 好了,可以了。接下来拍侧位片。请侧卧位。尽量让身体靠近床面。双手抱头,双膝并拢弯曲,这样脊柱可与床面平行。 好,就这样,不要动。 好了,片子照好了,请放松。
B:谢谢。(诊察室)
A:从正侧位骨盆片来看,髋关节间隙正常,没有骨质增生。给你做个MRI检查,检查一下椎间盘是否有突出。 MRI要提前预约,怎么样?
B:那请帮我预约吧。
A:好的。今天先给你开些外敷膏药和口服的止痛药。止痛药一天三次,饭后服用。为保护胃粘膜,再开些胃药一起服用。 请拿着这张申请单去放射科,预约一下MRI的检查时间
B:知道了。谢谢。
A:请走好。

(日本語)

A:では、こちらの検査着に着替えてください。ブラジャーやネックレスなどの金属製品は外してください。眼鏡はそのままで構いません。脱いだ物はこちらのカゴに入れてください。
B:用意できました。
A:検査台の上に仰向けに寝てください。両手で頭を抱えて膝を伸ばし、背中は台にできるだけぴったりつけてください。では、そのまま動かないでください。はい、いいですよ。次は横から写真を撮ります。横向きになってください。できるだけ台に体を近づけてください。両手で頭を抱え、両膝を揃えて曲げてください。台と背骨が平行になるようにします。いいですよ、動かないでくださいね。はい、撮影できました。力を抜いてください。
B:ありがとうございます。(診察室)
A:骨盤の正面と側面からのレントゲン写真では、股関節の隙間も正常ですし、骨の増殖などもないようです。MRIを撮れば椎間板に突出があるかどうかを見られますが、予約制です。どうしますか?
B:では予約をお願いします。
A:わかりました。ひとまず今日は湿布と飲み薬の痛み止めを出しておきます。痛み止めは毎食後飲んでください。胃の粘膜を保護するために、一緒に胃薬も出します。 この依頼書を持って放射線科へ行き、MRI検査の予約を取ってください。
B:わかりました。ありがとうございます。
A:お大事に。

単語

 zhāi:(アクセサリーや帽子などを)外す
胸罩 xiōngzhào:ブラジャー
项链 xiàngliàn:ネックレス
 dài:(眼鏡などを)かける、つける
筐子 kuāngzi:かご
 tǎng:横たわる
 cháo:〜に向かって
伸直 shēnzhí:まっすぐ伸ばす
紧贴 jǐn tiē:ぴったりつける
侧卧位 cèwò wèi:側臥位
靠近 kàojìn:近づける
并拢 bìnglǒng:揃えてつける
弯曲 wānqū:曲げる
脊柱 jǐzhù:脊柱
骨盆 gǔpén:骨盤
 kuān:寛骨
间隙 jiānxì:隙間
骨质 gǔzhì:骨基質
增生 zēngshēng:増殖する
椎间盘 zhuījiānpán:椎間板
提前 tíqián:前もって
外敷膏药 wàifū gāoyào:湿布薬
口服 kǒufú:内服する
止痛药 zhǐtòng yào:痛み止め
粘膜 niánmó:粘膜
走好 zǒu hǎo:お気をつけて

ポイント

レントゲンの撮影時には最良の位置で撮影するために、細かく体位を指示されることがあります。整形外科のレントゲンであればそれほど大きな動きはありませんが、胃のバリウム検査などの場合は検査台の上で頻繁に体を動かしますので、時間がかかってしまうとその分患者さんの負担も増えてしまいますので、スピーディな訳出が求められます。

「腰を少し上げてください」(把腰抬高一点儿)、「うつ伏せになってください」(请脸朝下趴着)など、細かな動作の表現をストックしておくとよいでしょう。この連載でも少しずつ紹介していきます。

紧贴”の“”は、切手やシールなど、粘着性のものを「貼る」ときのほか、体の一部を何かに「押し当てる」ときにも使えます。地下鉄のドアなどにある“请勿紧贴车门”(ドアにもたれないでください)という注意書きを見たことがある方も多いでしょう。

骨盆”(骨盤)は、“髋骨”(kuāngǔ)(寛骨)、“髂骨”(qiàgǔ)(腸骨)、“耻骨”(chǐgǔ)(恥骨)の3種の骨から成ります。それぞれ日本語との表記が異なっています。「股関節」は“髋关节”といいます(直訳すれば「寛骨関節」でしょうか)が、日本語の表記と同じ“股关节”(gǔ guānjié)ともいいます。

中国語・医学監修  李宏(医学博士・神戸大学大学院医学研究科内科系講座放射線医学分野研究者・神戸東洋医療学院講師)
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岡本悠馬 & Wen Jun

岡本悠馬 & Wen Jun中日医療通訳

投稿者プロフィール

岡本悠馬

神戸市外国語大学中国学科卒業。在上海日本国総領事館勤務を経て、中国語翻訳者・鍼灸師となり、神戸市に「南天はり灸治療院」を開院。中国語・医療知識を生かし、医療通訳者としても活動している。現在は神戸市外大にて中国語と医療通訳・コーディネーター入門の講義を担当。大阪大学医療通訳コースでも講師を務める。著書・訳書に『キクタン中国語【上級編】』、『海角七号―君想う、国境の南』などがある。



Wen Jun

中国の大学で修士課程(高等教育学)を修了した後、日本の大学院に留学。対台貿易営業等に従事した後、医療日本語に関心を持ち、大阪大学医療通訳養成コースを修了(第1期)。現在は大阪府内の病院にて医療通訳と医療事務に従事している。日本病院会診療情報管理士通信課程在学中。普通話水平測試(中国語標準語水準検定)1級乙レベル。

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