15 分チャイニーズ:No.002 動詞で“得”を釣る

15mini_toplogo

動詞で“得”を釣る

 他汉语说得很好。Tā Hànyǔ shuōde hěn hǎo.(彼は中国語がとても上手です)
 こういう“得”を使った補語は初級テキストで習いましたね。補語というくらいですから、何かを補うのです。しかも後ろから。上文は“说”を、補語の“很好”が、後ろから補っています。中国語は補語を使いこなせるようになると、表現力がかなりアップするのですが、“得”補語も慣れないうちはスピーキングで使う発想になかなか行きつきません。そこで今回は“得”補語に向う第一歩をどう踏み出せばいいのかを考えたいと思います。
 “得”は動詞と形容詞の後に付きますが、まずは動詞を攻略しましょう。コツは【動詞(…すること)+“得”】の形をスムーズに作ることです。
 例えば、「話すことが上手い」はまず“说得”を作って、後に「上手い」の“好”と続ければオーケー。最初は上手・下手、良い・悪いから練習して、慣れてくれば、簡単な形容詞を入れてみましょう。「話すことが速い」は“说得快”、「話すことが少ない」は“说得少”のように言えばいいのです。たとえ「上手く話す」や「速く話す」などのように語順が変わっても、あわてずに同じ要領で、まず動詞をつかんで“说得”としてしまえばいいのです。
 なーんだ、意外と簡単じゃん!と思うのはまだ早いですよ。一つ難関があります。「日本語は名詞を好み、中国語は動詞を好む」という大原則が、ここでも当てはまります。「彼は中国語がとても上手です」には動詞がありませんね。それに、ふつう「話すことが速い」は「早口」、「話すことが少ない」は「無口」などと言いますよね。これらの日本語の言外から「話す」“说”という動詞を引っ張り出して“得”を釣るのです。ここに技術が要ります。
 最後に、テーマがあれば“他汉语说得~”のように主語の後に置きます。混乱しそうになったら、やや強調気味になりますが“汉语,他说得~”のように最初に置いても大丈夫です。


(練習問題)
“得”補語を使って中国語に訳して下さい。
1)私は字が上手くありません。

2)彼はとてもよく飲みます。

3)彼は薄着です。

解答例

1)私は字が上手くありません。
我字写得不好。

2)彼はとてもよく飲みます。
他喝得很多。

3)彼は薄着です。
他穿得少。

download

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
森川 寛

森川 寛SC神戸中国語スクール

投稿者プロフィール

兵庫県明石市生まれ。1987年関西大学文学部中国文学科卒業後、3年間の商社勤めを経て、中国語講師として独立。SC神戸中国語スクール代表。現在、講師を務める傍ら、中国語テキスト、教授法などの出版と講師育成に力を入れている。趣味は、ギターとヴィッセル神戸のサッカー観戦。

この著者の最新の記事

関連記事

コメントは利用できません。

ブログアンテナ

Twitter

ピックアップ記事

  1. toplog-itc
  2. toplogo_xuexiao

連載一覧

  1. toplogo-chaolengfan

    【連載】炒冷饭

  2. ws2015-01

    中国語教育ワークショップ第3弾|榎本英雄先生と沈国威先生による講演!

  3. c-culture_toplog2

    【連載】○○から読み取る!中国のc文化—中国語とガラクタと私

  4. toplogo-language_essay

    【連載】ウチダ教授の中国語学エッセイ

  5. fchn_toplogo

    【連載】中国人である私から見た日本

  6. jissen_toplogo

    【連載】実戦の中国語コミュニケーション

  7. ws04

    12月は関大で中国語三昧!中国語教育学会研究会×第4回中国語教育ワークショップ

  8. naruhodo_toplogo

    【連載】小紅のなるほど中国

  9. toplogo_liuxingyu

    【連載】中国の流行語

  10. xiaochen_toplogo

    【連載】小陳の中国よもやま話

投稿の全記事数: 823件

こんな記事はいかが? CS4-0512【中国語会話】CS4...

ページ上部へ戻る