○○から読み取る!中国のc文化(3)

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今日のテキスト本文

木下:刘佳的生日快到了,咱们给她买个礼物吧。

……(略)……

中田:有没有五个或者七个一套的?
售货员:没有,中国人喜欢偶数。
木下:是吗?咱们买两个还是六个?
售货员:买六个吧,六六大顺。
荒川清秀、周閲、塩山正純著『キャンパスライフ中国語』(改訂版第二刷) 第8課より

 これは木下さんと中田さん(交際中)がお友達の劉佳さんに誕生日プレゼントを買いに行くシーンです。

 グラスのセットを買うのですが、何個セットのものを買おうかと相談になります。

 ここで日本人的思考と中国人的思考がぶつかるわけです。日本人は贈答をするときに、奇数のセットを渡すのが大人の礼儀です。偶数のセットを渡すことはタブー。なぜなら、物別れになるということで、2で割れる偶数では普通プレゼントはしません。

 それで、中田さんは奇数のセットを探しているわけです。すると店員さんは、「ありません。中国人は偶数を好みます」と返しています。中国の贈答は偶数で渡すのが基本です。そして、さらに縁起の良い、6個セットを進めています。6は“六六大顺”、何事も順調に行くことを例えた、成語まで出てきました。

 単なるテキストの会話と思わず、そこにはどういう問題があるのかな…と考えながらテキストを見るのも悪くないでしょう。

 中国語の中にも数字のごろ合わせや縁起の良い数字、悪い数字があります。縁起の良い数字として有名なのは?「○」ですよね?あえて答えは書かないでおきましょう(笑)

 逆に縁起の悪い数字は日中ともに「4」ですね。どちらも「死」を連想するからですね。

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中西 千香

中西 千香愛知県立大学准教授

投稿者プロフィール

中西千香(なかにし・ちか) 金沢市生まれ。02~03年北京語言大学留学。2010年愛知大学大学院中国研究科博士後期課程修了。博士(中国研究)。98年より中国語教育に従事、高校や市民講座などで教える。09年愛知淑徳大学外国語教育センター常勤講師、10年愛知県立大学講師、11年より准教授、現在に至る。愛知大学講師を兼任。専攻分野は中国語学、中国語教育学。とくに現代中国語における前置詞の機能の研究、中国語教育におけるIT、レアリア教材の活用に取り組んでいる。著書に『商務日語慣用語表現560(ビジネス日本語慣用語表現560)』(大連出版社、共著)、『気持ちが伝わる!中国語リアルフレーズBOOK』(研究社)、『Eメールの中国語』(白水社)がある。

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