中国の流行語――“魔都“

魔都

módū

意味 「上海」の別称。
用法 “我在魔都工作了两年。”
(私は上海で二年間働いていた。)
魔都生活指南”
(上海生活マニュアル)

派生:上海の“魔都”に対して、「北京」の別称は“帝都(dìdū)”となる。もとは「帝国の都」の意味であったが、今では「帝王の居た都」の意味で使われている。これはACG界(Animation、Comic、Gameの略)の用語であったが、現在ではネット一般にも広がっている。
 さらに、「広州」は“妖都”、「成都」は“腐都”と呼ばれるが、こちらはACG界限定の用語で、前二者ほど流行していないようである。
 “魔都”を含むこれらの別称は、当初はACG界の用語であったが、現在では掲示板などではむしろお洒落な感じで使われており、特に何らかのニュアンスが入っているわけではない。

流行の由来:上海は、日本人作家の村松梢風氏が書いた小説『魔都』(1924年)で初めて「魔都(modern city)」と呼ばれた。ネットでの流行は日本のアニメ「中華一番」の第34話――「魔都上海!裏からの宣戦布告!!」の影響だと思われる。その後、中国のACG界では、上海が「魔都」と呼ばれるようになり、さらにネット一般に広がったと考えられる。

参考資料:
http://baike.baidu.com/subview/1353406/10221125.htm
http://www.baike.com/wiki/%E5%B8%9D%E9%83%BD



你知道这个网络用语吗?―“男神““女神“

View Results

Loading ... Loading ...

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

許雪華北京外国語大学・院生

投稿者プロフィール

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ブログアンテナ

[wp-rss-aggregator limit='5' thumbnails='no' excerpts='no']

Twitter

ピックアップ記事

連載一覧

  1. 【連載】すり込みファイブ

  2. 中国語教育ワークショップ第3弾|榎本英雄先生と沈国威先生による講演!

  3. 【連載】大塚犬のちょこっとチャイナレポート in Japan

  4. 【連載】中国語Q&A

  5. 【連載】実戦の中国語コミュニケーション

  6. 【リレー連載】私の教科書作り

  7. 【連載】小紅のなるほど中国

  8. 12月は関大で中国語三昧!中国語教育学会研究会×第4回中国語教育ワークショップ

  9. 【連載】15分チャイニーズ

  10. 【連載】カラダと病気の中国語

投稿の全記事数: 884件

こんな記事はいかが? 【リレー連載】中国語...

ページ上部へ戻る