宅女炒冷饭:“兩岸”の語彙の違いを紹介するエッセイ+動画

 “炒冷饭”とは冷えたご飯を炒めなおす、つまり二番煎じをすることです。“宅女炒冷饭”は“宅女”(オタクの女性)こと清原文代が過去にTwitterやFacebookの公開投稿で書いた記事を再録するコーナーです。今回はFacebookに公開投稿として書いた記事を一部修正したものです。

 友人と遊びに行った台北で偶然『兩岸每日一詞』という本を見つけて買いました。この本の内容は動画としても公開されています。“熊猫”(パンダ)と“猴子”(サル)のマペットが中国大陸と台湾の語彙の違いを説明してくれます。

兩岸每日一詞中華語文知識庫というサイトの中にあるコーナーです)

 例えば、土豆 vs.馬鈴薯
 両方ともジャガイモのことなのですが、大陸では“土豆”、台湾では“馬鈴薯”。更におもしろいことに台湾では“土豆”は落花生のことなのです。

 上記のサイトが重い時は、直接YouTubeへ。

 以下はYouTubeの中華文化總會のチャンネルにある再生リストです。

 今回買った本は台湾で買ったので当然繁体字、これを中級レベルのクラスの学生さんに簡体字に直してもらいつつ、動画も見ながら一緒に読んでみたい。朗読して訳すという授業はあまり人気がないようですが、わたし自身は文字優先タイプの学習者なので、そういう授業を時々無性にしたくなります。

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清原文代

清原文代大阪府立大学高等教育推進機構外国語教育センター准教授

投稿者プロフィール

1960年代に大阪に生まれる。大阪市立大学大学院文学研究科中国文学専攻後期博士課程単位取得退学。大阪女子大学人文社会学部国際文化専攻講師を経て、現職は大阪府立大学高等教育推進機構外国語教育センター教授。専門は中国語教育とeラーニング。初級者向け中国語教材のネット配信も行っている。近著は『改訂版リズムで学ぶ三文字中国語』(アルク、2012年)。
http://www.las.osakafu-u.ac.jp/~kiyohara/

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